“みたてる”という日本の美意識、日本の心を大切にした“FLOAT”シリーズに新色[ 檳榔子黒] を追加しました。
コラム:<“みたてる”美しさ>FLOATシリーズのご紹介
https://i-shiki.jp/blogs/news/20230908
檳榔子黒(びんろうじぐろ)とは
檳榔子黒とは、青みを含んだ気品のある黒色のことで、その製法を檳榔子染(びんろうじぞめ)と言います。
漢方薬としても使われる、ヤシ科ビンロウヤシの種子「檳榔子」で染められた深みのある黒染の色であり、藍を下染めにすることから「藍下黒(あいしたぐろ)とも呼ばれました。
江戸時代より、その上品で奥行のある黒を「粋」であるとし、紋付きの最高級の色とされています。
現代では昔ながらの檳榔子染は希少な技法となってしまいましたが、SHIKIが木製品として再現することで、日本の伝統的な黒色を後世へと伝えていけたらと考えています。