前回は導入編として、インテリアとは~、業界って広いですよ~、家具ってこんな分け方しますよ~、日本の家具産地は~、といったことに触れました。
今回はそんなインテリア業界の中で商材の供給元となっているメーカーについて掘り下げていきたいと思います。
■メーカーには思いがある
さて、皆さんはお好きなインテリアブランドやお部屋のテイストはございますか?前回の記事で家具メーカーは得意としている家具が違うというお話しをしましたが、テイストやデザインも同様にメーカーそれぞれの特色があります。
SHIKIを例にするならば、根幹となるコンセプトとして"日本の繊細で豊かな感性を背景に、新たな美しいかたちへ"と掲げており、日本特有の美意識を現代のライフスタイルにマッチするインテリアとして提案していく、というものづくりを行っています。
このように漫画や映画、小説などの創造物と同じで、多くのメーカーがオリジナリティやアイデンティティを大切にしながら、確立したコンセプトの基にものづくりに取り組んでいます。
■有名メーカーはほんの一握り
天然木の無垢材を使用したナチュラルな北欧テイストを多く製造しているメーカーや、アイアンを使用した細いラインでクールなモダンテイストを得意としているメーカーなど、我々メーカーはユーザーのニーズに応えるためにニッチ市場向け、マス市場向け問わず開発し、製造しています。
ユーザーに良い物を届けたいという一心で互いに切磋琢磨している我々インテリアメーカーですが、日本国内だけでなく世界中にたくさんあるメーカーの内、世間一般に認知されているメーカーやブランドはほんの一握りです。
良い内容で認知度が高まるということは、商品への安心感や所有している満足感にも関わることだと考えています。有名になればメーカーにとって大変嬉しいことですし、ユーザーにとっても商品を選ぶ際の不安が払拭できたり、愛着を持って長くご使用いただくことができるようになるのではないかと思っています。
現代では様々なツールのおかげでメーカーとユーザーの距離を近づけることができるようになりました。それは例えばSNSであったり、本コラムもそうだと思っています。これを読んでいただくことで少しでも皆さんとの距離が近くなれば良いなと思っています。因みにSHIKIもSNSをやっていますので一度ご覧いただけたら嬉しいです。
■次回:ものづくりについて
メーカーは自分たちの思いを伝えたい!ユーザーの声に応えたい!もっと身近な存在になりたい!良いものをつくって喜んでもらいたい!というお話しでした。次回はそんな私たちがどのようにものづくりをしているのか。そんなお話しをしたいなと思っています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。