Collections
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MABI
STORY 日本らしい感覚 日本にとって身近な表現のひとつに「間」というものがあります。 床の間、居間、土間や、間を空ける、間を入れる、間近などです。「間」という言葉は日常でよく使われますが、空間においては、物と物の間の空間、隙間でもあり、時間においては、間の時間、暇な時間という使い方もします。このように「間」という言葉が、空間(space)と時間(pause,interval)の両方に使われていることを日本ではあまり不思議なこととは感じていません。それが自然なことなのです。"MABI"(マビ)は、日本古来の比率「大和比1:1.414」と「正方形」を、細部にまでこだわりを持たせたつくりで表現しました。一つの空間に、自分に合った組み合わせをすることで、 楽しみと共に心に「間(ゆとり)」を持ち、 日本独特の感性である「間」の美意識を あらためて感じて頂ける家具となるよう提案します。
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MITSUKI
STORY 3つ脚から拡がる木との生活 すっと伸びた3つの脚が特徴の"MITSUKI"(ミツキ)。"3"という要素は、祝い(縁起のよい)の場面、ことわざ、節目など、様々なシーンで使われています。また点も線も3つで初めて形状化することなど、安定をもたらす要素であり、木は3つで森という字にもなります。この私たちの文化・生活の中で関係が深い要素と、ミニマルで安定感のあるカタチをした"MITSUKI"は、ふとしたシーンや、余白の時間に寄り添い、木との生活をつなぐインテリアです。コーヒーで一息入れる時、好きな本を読むとき、趣味を飾る場所、仲間と談笑する場所、テラスで和む時間、「木と親密に」 「生活の中にたくさんの木(森)を」という意味と、形状の安定性をもたらす「3」、そして基本の3つ脚の特徴から"MITSUKI"という名前が生まれました。
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NOKO
STORY 当たり前だったことも、時代の流れとともに変化していく 貴族から武士の時代へと移り変わっていった室町時代に、"新しい"住宅様式として"書院造"が登場しました。 現代の和室や和風住宅にも多くの要素が受け継がれている"書院造"には、重要な構成要素として、床の間、違い棚、付書院、帳台構といったものがあります。 これらの要素は、それまでスタンダードだった豪華絢爛な寝殿造から、情勢や暮らしの変化に合わせ、より実用的なものへとアップデートされたものばかりです。他にも雨戸、縁側、玄関といった今でも馴染み深い要素も書院造が発祥となっています。 そんな書院造の"違い棚"という要素から着想を得た"NOKO"は、時代に合わせて変化してきた用途やデザインを"現代の暮らし"に落とし込むことで、日本の伝統的な文化を感じ、伝えていくことができる"インテリア"として誕生しました。
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Sii
STORY 余 白 中心に器のような余白を持ち、垂直と水平でミニマルに構成された"Sii"(シイ)。素材によって、触感、重み、温度が変わり、置く物により、季節、アートを感じ、香りを感じる。インテリアが余白(器)を持つことで、これまでとは違う感覚と情景を生みだすかもしれません。多様な表現をできる"Sii"が「日常と記憶とをつなげる」モノになり、それがまた記憶に残るモノになればと考えます。ふとしたきっかけで、人は経験や記憶のなかから様々なことを思い浮かべ、想像します。 美しい こと、凛々しい こと、香しい こと、猛々しい こと、清々しい こと・・・ "Sii"とは、多様性ある言葉の一部とデザインの特徴とを結びつけ生まれました。 ...